Google Antigravityに触れてみた件
厳密な説明ではなく、何となくの解釈も含まれている記事である点はご留意ください。
Googleが新たに発表したAI搭載のIDE「Antigravity」
2025年11月18日にGoogleがGeminiの新モデル3.0Proをリリース。
2.5Proのプレビュー版発表が同年3月だったのでおよそ半年以上ぶりと久々の大きなアップデートで嬉しい。
同時にAI機能が満載との触れ込みで「Antigravity」も発表されたので早速触ってみる。
https://antigravity.google/
VSCodeフォークのエディターで、初回導入時にVSCodeの設定を引き継げる。(同じフォークソフトのCursorの設定も引き継げる模様)
VsCodeの拡張機能も見た感じ普通に利用できるようだった。
利用制限に関して
制限は一応存在するようだが、公式では「寛大な制限」的なニュアンスのみで詳細な言及はされていない。
現時点(2025年11月19日時点)ではプレビュー扱いであり、最新の Gemini 3 Pro をはじめ、Claude 3.5 Sonnet や OpenAIのモデル(GPT-OSS)を無料で利用することができる。
既にTeam planとEnterprise planの存在がアナウンスされているため、将来的には明確な制限が設けられるのだろう。
Antigravity Browser Extension
個人的に面白いと思った機能。
Google Antigravityには専用のChromeブラウザを開ける機能が組み込まれており、エージェントが「ブラウザで確認が必要」と判断した際に、このブラウザを起動してタスクを処理するという機能。
専用ブラウザに拡張機能のAntigravity Browser Extensionをインストールし、Googleアカウントでログイン認証を行えば使えるようになった。
公式の説明によると自動でクリック、スクロール、入力、ウェブページのナビゲーションなど、エージェント型ブラウザとしての基本的な操作は実行できるらしい。
動作中は青いオーバーレイがかかってかっこいい。
Agent Manager
こちらも特徴的だと思った機能。CMD + Eまたは右上の「Open Agent Manager」から開ける。
エージェントが作成したタスクや計画書、報告書や成果物の履歴がWorkspaces単位で保存されていく模様。
デフォルトで表示されている右側の「Agent」タブとこの別タブで開くタブは同期しているみたい。
公式の説明に「複数のエージェントの進捗状況を監視できる」みたいなことが書いてあったので複数タスクの進行管理がここから出来るっぽい。
また、ここのSettings>Agent>ARTIFACTのReview Policyから、エージェントからの提案に対する承認ポリシーが設定できる。選択肢は下記の通り。
- Always Proceed: ユーザーの確認は必要としない
- Agent Decides: エージェントがいつレビューを依頼するかを決定
- Request Review: 逐次ユーザーによる確認が必要
Knowledge
開発をする中で発生する知見をメモリする機能。永続的なメモリらしい。
エージェントとのやり取りを続ける中で蓄積されていくようなので、長期的に使う必要がありそうだが、どういう風に活かされるのかが興味深い。
MCP
Agentタブの[…] ドロップダウンからMCPストアを開ける。
必要なMCPを検索してインストールできるほか、直接カスタムMCPを登録できるようだったが設定項目がよくわからなかった。
実際に動かしてみよう
試しに簡単なWebページを作成するタスクを与えてみた。
プロンプト指示文
>イタリア料理店のサンプルLPをプレーンなindex.htmlとCSSで作成
※Gemini 3.0 Pro(High)モデル使用
成果物

すごいと思ったところ
- 細かいレイアウトなどの指定はしない自由形でやらせたとはいえ、たった一文の自然言語でこの仕上がりなのは純粋に進歩を感じる。
- Planingモードで実行したが「やることリスト・実装計画・報告書」のmdファイルを作成してくれた。
- タスク処理の流れで自動で画像を生成してくれた。独自の画像生成モデルを持っているGoogleらしい機能だと思った。
- ブラウザでのプレビューなどもIDEが内包しているのは結構感動する。
- 完成後の報告書について、『ブラウザでページを開き、全セクションをスクロールし、ナビゲーション項目にカーソルを合わせ、スムーズスクロール機能をテストすることでページを検証しました。』と称してページの動作確認の様子を画面録画したものを載せてくれる。驚きを通り越してこわいぞ。
気になったところ
- プロンプト指示は日本語で出したのだが、各種mdファイルが英語で生成された点。モデルかIDEがまだ出たてだからかなと思いたい。
- ブラウザはエージェント操作でのみ機能するため、単純なHTMLのプレビューはできない。(拡張機能のLive serverなどを入れれば解決する話ではある。)
全体的な所感
わりと前にMicroSoftがVSCodeフォークソフトに対するC/C++機能の制限を発表しCursor周りが一瞬ざわついていた記憶があったので、今回のAntigravityが清々しいほどにVSCodeベースだったのがわりと驚きだった。
https://github.com/cursor/cursor/issues/2976
といっても天下のGoogleが出してきたというのもあるし、諸問題に関しては懸念が無く使えるんじゃないかという気持ちではある。
デファクトスタンダード的な存在になりそうなので、今後の発展が楽しみだ。
参考リンク
公式【Google Antigravity】ページ
ドキュメント
https://antigravity.google/docs/get-started